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やめておけばいい
それはわかっているけれど
警報が鳴れば鳴るほど昂ぶって
差し出された手を振り払えるほどの信念はなく
ただ、弱さと孤独と幸福の間で、じっとうずくまっている
ちょっとでも会いたいとか
初めての日を思い出したりとか
同じこと思ってたんだとか
新発見にうきうきして
慣れしたんだ匂いとか
同じ言葉や動作を同時にするとか
必ずここへ戻ってくるんだとか
それに安心してほっとする
自ら招いて、自ら傷つけ、現実と空想を綱渡りしながら
エンディングはいったいどんなだろうと、ただひたすら願って祈って俯瞰する
トゲを抜く爽快感と
刺したままの痛み
どちらが正しいか
この世界では明白なのにね
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