blue jeans

2012年11月12日 日常



初めての夜は

触れるのも
触れられるのも

胸が高鳴って押しつぶされそうで

指先が震えて、冷たかった

伝わる熱と痛みが声になって漏れて

抱きしめあってるのに遠くにいるような気がして
さらにしがみついた

ブルージーンズの匂いに包まれながら
一緒にいる時間はあっという間に過ぎた


離れたくないけど、ずっと一緒にいる術もなくて

どうしたらこの気持ちをわかってもらえるのか
どうしたらもっと好きになってもらえるのか
どうしたらあなたを自分の物にできるのか

そんなことばかりを、毎日考えていた


何より大切だったのに、大事にする方法がわからなくて
失いたくなくて、ただ、いつかそんな日が来るんじゃないかと怖くて

勝手に傷ついては、傷つけた

ありのまま素直にはなれないまま、そうしていないと崩れ落ちそうで
強がって見せることだけが上手になっていった



会えるたび、嬉しくて涙が溢れた

さよならするたび、寂しくて涙が流れた



気持ちはむしろ強くなる一方で
あなたを想っては、言葉に詰まって、黙った

放っておいたんじゃなくて
何て言えば胸のうちを伝えられるのか、もうわからなかったの



泣くほど嬉しかった言葉だけを一言、覚えたまま


本当はずっと傍にいて、笑っていて欲しかっただけだった


だったら私も、笑えば良かったのにね







どうしてこんな事になったのだろうと

彼らの肩越しに考えることがある




何も知らず笑う男と

わかっていても離れていかない男




それは天国か

はたまた地獄か



ここは



どちらも私の選んだ場所。



_______________________



今朝も、目が覚めるともう隣にはいなかった。

どうやら今日も入れ違いで出掛けたらしい。



今朝はお弁当を用意しなかった。

お昼を買うお金ぐらいあるよね、と考えながら

ピーピーうるさい目覚ましを止める。



携帯を手に取り、時間を確認するとメールが来ていた。

彼からだった。



受信時刻はAM4:28



今日も朝まで起きてたんだ…

数ヶ月前の日常を思い出す。




「そろそろしたくなってきたでしょ?」



ほかに書くことはないのかと思うけど

ないよなぁと考え直す。



ベランダに出てタバコに火をつける。



青い空や、歩いていく人、遠くで流れていく車を眺めていた。

そして思い出していた。

ちょっと前は日常だった、色々なことを。







塗りたくったボディクリームのせいでぬるつく肌を

熱いシャワーで洗い流す。


甘い香りの泡で、丁寧に体をこすりながら考えた。


無駄にすら思えるこの習慣を

本当に無駄でしかない今でさえやめることが出来なくて


一体、いつからこんなことを始めたんだっけ?

そう考える度に、囁きや温度や湿度が、鳥肌と共に私を襲った。



あからさまな下心にうんざりして

でもそれに救われている




そして今日もまた、念入りにクリームを塗りこむことで女なのだと確認して

媚ることすら出来なくなった、白い頬の上に指を滑らせて

乱れた髪の隙間から、私を見上げる男の目を思い出す。




「いやがるかおがすきなんだ」





鏡に映った自分の顔に、男の影が重なった気がした。



In my bag

2012年2月4日 日常





思い出っていうのは


現在進行形じゃないからこそ素敵なんだって


よくわかっている。



どこかで止めてしまえば


ひたすら輝くだけのはずだったことを


自分の意思でそうしなかったこと



そうこうしているうちに荷物は増えて


時間もどんどん過ぎて

気付いたら


たくさんの荷物は、思い出という名前の呪縛になった。





ぜんぶ消えてしまえばいい

ずっとそう願っていたあの子





そう思えなくなったことは幸せな不幸なのかもしれない。







TIME

2012年2月3日 日常


真っ暗な夜空を見上げて

月灯りに浮かぶ背中の、その少し後ろを歩きながら



あの頃の想いは

いったいどこへ消えてしまったのかと考えた


_____________________________________________



ヒールの音がやけに響く





自分のものにならないからって

わがままを言ったわけじゃない



痛いとか辛いとか煩わしいとか

そんなものを全部捨てたかった



思いとどまる事が習慣化されたら、

何かが消えてなくなった



苦しくはなくなったけど

そう思っているのは自分だけなのかもしれない






最初は、ただ、しがみついていられたら

本当にただそれだけで良かったのに


なんて強欲で、飽きることを知らない醜い生き物


_____________________________________________





この距離と同じぐらい

離れた道を歩くあなたと私





偽善だと泣いたあの日に

全部預けた想いは

またいつか私の所へ帰ってくるの?







ごめんね 

ごめんね 

ごめんね


だからどこかへ行かないで





手を繋いでいてくれたらそれでいいから

眠るときにはそばにいて



good dreaming

2011年11月14日 日常



「会えないなら夢に出てきて」

返って来たメールに涙が滲む



初めて自分からメールくれたね?


それは一体どんな心境の変化なのか

知りたいような知りたくないような、今はまだそんな感じ



でも

どうせ一番にはなれないのだから

それなら一番傷付けられたいと思った



真実を言えば、嫌われてしまうかもしれないけど



この体に

甘い記憶と共に

ふさぐことのない傷を


閉じることができなくなった頃にも

側にいてくれていることを願って



betrayal

2011年10月28日 日常


わたしたちってホントに似た者同士


信じるふりして

裏切って

また嘘をついては

忘れる




わたしは


不確かなものが大好きだけど
不透明なものは大嫌いで

その矛盾をどこかに放り投げて

そうしていないと自分を保てない




崩壊しているのは自分自身

ぎりぎりの何かで支えていなければ
あっというまに崩れ落ちて、もう戻ってこれなくなる気がして


たまにそれに憧れて、たまにそれを怖がっている





それとも


壊れてるのは


わたしたち?


Prickle

2011年10月1日 日常


やめておけばいい

それはわかっているけれど

警報が鳴れば鳴るほど昂ぶって



差し出された手を振り払えるほどの信念はなく

ただ、弱さと孤独と幸福の間で、じっとうずくまっている



ちょっとでも会いたいとか

初めての日を思い出したりとか

同じこと思ってたんだとか


新発見にうきうきして





慣れしたんだ匂いとか

同じ言葉や動作を同時にするとか

必ずここへ戻ってくるんだとか


それに安心してほっとする






自ら招いて、自ら傷つけ、現実と空想を綱渡りしながら

エンディングはいったいどんなだろうと、ただひたすら願って祈って俯瞰する



トゲを抜く爽快感と

刺したままの痛み



どちらが正しいか

この世界では明白なのにね


mail

2011年6月24日 日常


たった一言メールが来るだけで泣きそうになって

ああバカだなぁと思う



会えない事を責めてもしょうがないし、そんな資格ないのに



頭では理解してても

心が追いつかない



だめにしたくないのに

めちゃくちゃに壊して

いっそ終わればラクなのかと

夜な夜なよからぬ妄想をする





行って

戻って

立ち止まって


それから振り返ってまた走り出す






ハッピーエンドなんてないことを

嫌になるほど知ってるのにね



ごぶさたーん

2011年6月23日 日常





しているうちに

なぜか

オトコ増えましたwww


もうダメ街道まっしぐらwww


なかなかいないよ、こんなダメな人wwwww




私のほほを撫でながら

二番目でいいからと笑う悪魔と

どうせ堕ちるなら

一緒の方が楽しいだろうと思った私





中学生に戻ったかのように

ときめいて

不安になって

涙して





いま



恋して

恋して

恋してます。



しょせん

2010年10月9日 日常


私には子供がいない

だから母親の気持ちはわからないけれど



子供を捨てても

取り戻したい自分て、一体何なんだろうと思う


どうせ逃げたところで

子供を産んだ現実が、消えるわけでもないのにね?



女でいたいと叫ぶのは、好きにすればいいけれど

それは

その為に泣いて苦しむ子供を放っておいても

成し遂げなきゃいけないようなことなんだろうか




人は結局

自分が与えられてきた尺度でしか

人を愛せないものなんだろうか



二重生活【1】

2010年10月8日 日常



二重生活を続ける理由。


過去のことや

正直な思いを書き残しておきたくて



続きはひみつで


ふと気付いたら

2010年10月8日 日常


上司が離婚するらしい


朝から晩まで毎日その話を聞かされる日々


上司は男だが、まだ小学生になったばかりの子供を引き取るらしい

まだまだ親に甘えたい年頃の子なのに
母親が出て行ってしまうのは、どれだけ辛いだろうかと胸が痛む



ジロウに具合が悪いとメールしたら、
車を取りに行ったついでに帰りに迎えに来てくれた



かつて熱に浮かされるように求め合っていた頃でさえも
あたしはジロウに別れてくれとは一度も言わなかった

それはあたしなりに、色々考えた結果、選ばなかった選択だけど


もし一度でも言っていれば、もっと気持ちは伝わったのだろうか

それともわかっていて、知らないフリをしてくれていたのだろうか



家族を捨ててまで、選んで欲しくなかったと言ったら嘘だし

それは綺麗事だけど


それをしても受け入れないと、読まれてたのかもしれない




皮のシートに深く埋もれて

遠ざかる景色を眺めながら

探して繋いだ手は暖かった





ジロウから某ブランドの新作パーティーに呼ばれたので
一緒に行こうと誘われた

久しぶりにゆっくりお出掛けできるー♪

新しくしたオラオラ高級車(笑)も
そろそろ納品らしくジロウは機嫌がいい

そういえば車を決める時、ゲレンデにして、って言ったけど却下された

うちのマンションに乗ってる人いてよく見かけるんだよね
ゲレンデかっこいいと思うんだけど…

まあ、確かにゲレンデはイチロウの方が似合うかもしれない(年齢的に)




昨日は仕事で帰りが遅くなって
イチロウの方が早く帰ってたんだけど
なぜか洗い物してくれて、夕ご飯まで作ってあった!

いつもだったら絶対に何にもしないで待ってるのに!



…なんか悪さしたのか?(・д・)?笑



【ひみつ】



今朝ちらっと見たニュース



子供が、走るのが早くなるように練習する教室

月謝8000円で、70人ぐらい通ってるらしい



運動会のかけっこで1番にさせてあげたいからだそうな



なんちゅう親バカ…(笑)



月謝8000円かけるなら

トレーニング本でも買ってきて

親が走り方を教えてやればいいのに(苦笑)




こういう親は

実際に運動会で1番になれなかったら

文句つけそうだな~と思う





今の子供は昔に比べて体格自体はいいけど

運動能力は下がってるらしい



やっぱり子供は外で遊んでるのが一番いいのかな



むかつく

2010年9月22日 日常


イチロウとケンカちゅう



原因は

じゃがいもポタージュを作ったのだけど
残り少なくなったのを牛乳で薄めてエビ入れて
リメイクしたのが気に入らなかったらしく

味がしないとか、これ以上飲んだら吐くとか…



薄味好きじゃないのはわかるけど
吐くとか、そこまで言わなくても良くない???怒

普通にまずいって言われた方がマシなんですけど!!!



大体、味あるし。あたしは普通に食べてるやん。
濃い味じゃないと味がわからない舌オンチはホントいやんなるわ!



言い草にあまりにもムカついたので
昨日は夕飯ボイコットしようかと思ったけど
仕返しに、ただ焼いただけの焦げナスと焦げ鮭を出してやりました




無言で食べてたから

自分だけタルタルソース付けて食べてやった(笑)




謝りもしないし…

今日もただ焼いただけメニューにしてやろうかしら(--メ)


ハリ

2010年9月18日 日常



昨日は一旦家に戻ってからイチロウの実家へ

近所なんです、ウチ


義父が腰を痛めてしまったらしく
評判のいいハリに行ってもらうことに

あたしはハリやった事ないから
感想聞いて良さそうだったら連れてってもらおうと思う(笑)



今夜は地元ともだちと久しぶりの飲み!

なんだけど、明日も家に友達が来るから早めに切り上げ予定。


あと、彼女最近入院してたから、体調も心配。

まあ、病み上がりは無理しちゃいかんよね



ウコン買わねば!






久しぶりにジロウとデート


近々友人の結婚式があるのだけど
それ用にあげるって某ブランドのクラッチを持ってきてくれた


ブランドものなんて、別に気にしたことないと言ってたジロウは
ある日突然、いわゆるブランド好きになった


そんなつもりはなかったんだけど
雑誌を見ながらアレが可愛い、コレがすごいって言ってるうちに
気付いたらジロウがブランド好きに変身

今じゃ全身どこかしらのブランドと言う嫌味なおっさんに(苦笑)


普通はイベントか記念日に一つ貰えるか貰えないかなんだろうけど
ジロウの場合は、脈絡無くプレゼントで持ってくるし
一緒にいる時もよっぽど高額な価格でなければ買ってくれた


お陰でジロウと過ごした7年の間に
あたしのブランドコレクションは一気に増殖

それ以外にも海外・国内旅行、毎日の食事に化粧品、家具・家電…

到底自分の経済力じゃ手の出せないものばかり、増えた



欲しいものを何でも与えられたあたしは
これは一番欲しいものをくれない彼の罪滅ぼしなんだと思った

出会いから3年経ち、あたしの部屋の鍵を持ち始めた彼は
気持ちを物に変えることで、許されたかったのかもしれない

高額なプレゼント攻撃には、最初こそとまどったけど
そう思いついてからはどんなものでも笑顔で受け取る事にした


そしてそれは、彼の手を離れた今も続いている


ジロウに対して恨みつらみは無い

最初の頃は悲劇のヒロインよろしく
閉まるドアを見て泣いたりしたけど

自分から片足突っ込んだんだから、ヒロインもくそもない


あの頃、帰る家があることを知ってて、会うのをやめなかったあたしは

もう「何もない」ところへは、戻れない自覚があった


それはお互い様だったのだろうけど

全勢力を傾けて、振り向かせたかった

自分のものにしたかった




よく言われるように不倫で20代の青春ムダにしたとは思ってない



今も、ずっとね


お陰で、他の誰とも共有なんて出来ない思い出が
嫌になるほどできたから


ジロウは、彼で、父で、兄で、親友



彼を見下ろしながら

積み上げた時間の恐ろしさに

鳥肌が立った





秘密ひとこと

登場人物

2010年9月14日 日常


@佑希

変わり者とよく言われる三十路目前ダメージョ(自覚あり)
結婚前に数年に渡りジロウと半同棲しつつ
イチロウとも毎週会っていたが、なぜかずっとバレなかった

結婚してみたものの、一生こうなのか?悩むお年頃


@イチロウ

働き者でオラオラなオット
10年に渡りすったもんだした挙句
ダメージョをヨメにしてしまう

基本が俺様


@ジロウ

イチロウとはまた違った方向へ向かった俺様タイプ
いつのまにか五十路目前

放任家庭のためか、毎日朝帰りしても
何の問題にもならないという特殊な家庭事情

妻&子はマトモなのに、家族には好かれてる変な人


@サブロウ

脳内アドレナリンフィーバーの相手
ツボと言うツボをぐい押ししてくるやばい人

自分ルール満載のへんてこなのに
優しかったり可愛かったり冷めてたり、忙しい男


ただいま

2010年9月14日 日常


ダンナぷらすカレシとの日常をつらつらと。



散々悪さして

年貢を納めてみたものの


相変わらず

納まってないという

ダメージョの日常です



外注アウトな方はご遠慮ください


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